婚活パーティーに初めて行ったのは、離婚して婚活を始めてからだった。
その頃はマッチングアプリも使っていた。
でも、僕がアプリで実際に会った人とは、会う前にそこまでたくさんメッセージをしていたわけじゃなかった。
何通かやり取りして、
「じゃあ会いますか」
そんな感じだった。
僕はメッセージで話すのも好きだった。
だから逆に気になった。
最初から会って話す婚活って、どんな感じなんだろう。
婚活パーティーには、どんな人が来るんだろう。
最初は、そんな興味だった。
それから僕は、PARTY☆PARTY(現在のIBJ Matching)を中心に婚活パーティーへ行くようになった。
気づけば、
40回以上。
よく行ったなと思う。
そして先に結果だけ書いておくと、
正式にマッチングした回数は、
0回だった。
……40回以上行って、0。
それでも僕は、婚活パーティーに行ってよかったと思っている。
初めての婚活パーティーは、めちゃくちゃ緊張した
初めて参加した日のことは覚えている。
会場へ向かうエレベーターの中。
受付に並んでいるとき。
ずっと緊張していた。
そして一番緊張したのが、案内された席に座って、相手の女性が来るのを待っている時間だった。
これから知らない女性と二人で話す。
僕はもともと人見知りだ。
知らない人と話すのは、今でも得意ではない。
ただ、一度打ち解けると結構しゃべる。
我ながら面倒な仕様である。
実際に会場へ入ってみると、思っていたより普通だった。
きれいだし、入りにくい雰囲気でもない。
プロフィールも事前に登録されていたので、それを見ながら話すことができた。
仕事。
趣味。
休日の過ごし方。
最初の頃の僕は、そこに書いてあることを順番に聞いていた。
話題がなくて完全に沈黙することはなかった。
ただ今思えば、
プロフィールに書いてあることしか話していなかった。
まあ、最初なんてそんなもんだと思う。
40回以上行って思う。ほとんどは普通の人だった
婚活パーティーへ行ったことがない頃は、
「どんな人が来るんだろう」
というのも気になっていた。
40回以上参加した僕の感覚では、
ほとんどは普通の人だった。
普通に仕事をしていて、普通に会話ができて、相手を探しに来ている。
もちろん、たまには変わった人もいる。
あるグループで話していたとき、突然、女性の年齢について自分の価値観を語り始めた男性がいた。
僕は隣で聞きながら思った。
「お前黙っとけ」
でも、こういう人は珍しい。
むしろ何度も参加していると、女性だけじゃなく男性参加者と仲良くなることもあった。
同い年で地元も同じだった男性とは、そのまま別のイベントへ飲みに行ったこともある。
婚活に来ている以上、男性同士はライバルでもある。
でも話してみれば、同じように相手を探している人間だった。
婚活の愚痴なんかは、むしろ男同士の方が盛り上がることもあった。
婚活パーティーは、形式でかなり違った
僕が参加した婚活パーティーには、いろいろな形式があった。
一人ずつ順番に話していく回転式。
何人かのグループで話すイベント式。
お酒を飲む会。
BBQ。
回転式のいいところは、参加している女性と一通り話せることだった。
自分から話しかけに行かなくても、順番が来れば必ず話せる。
人見知りにはありがたい。
ただ、一人と話せる時間は短い。
人数が多くなってくると、途中から、
「この人と何話したっけ?」
となる。
僕の場合、10人くらい話すと結構お腹いっぱいだった。
でも人数が多ければ、その分タイプの人がいる可能性も増える。
この辺は難しい。
一方、イベント式はもっと自由だった。
BBQをしたり、お酒を飲んだりしながら話す。
僕はだんだん、こっちの方が好きになった。
単純に楽しかった。
ただし、自由だからこその難しさもある。
気になる女性がいても、その周りにすでに男性が座っている。
グループが出来上がっている。
話したい。
でも入れない。
そんなことも普通にあった。
回転式なら全員と話せる。
イベント式なら、自分から動かないと話せないこともある。
どっちがいいというより、
僕にはイベント式の方が合っていた。
40回以上参加して、マッチングは0だった
回転式では、最後にお互いの希望が合えばマッチングする。
僕はこれが、
一度もなかった。
最初の頃は、
「まあ、そう簡単にはいかないよな」
くらいだったと思う。
でも何回参加しても、
0。
また0。
その結果が続いていく。
これは結構しんどかった。
婚活では、僕だって相手を選んでいる。
だから選ばれないこと自体を責めるつもりはない。
でも、
「今日も誰からも選ばれなかった」
という結果が毎回はっきり出る。
家に帰ってから、
「自分って、そんなに需要ないのかな」
と思うこともあった。
0が積み重なると、地味に効く。
それもあって、僕はだんだん回転式から離れていった。
代わりに選ぶようになったのが、イベント式や連絡先交換自由の会だった。
これならマッチングという結果は出ない。
気になる人がいたら、自分で連絡先を交換すればいい。
ただし、
交換できたからといって返事が来るとは限らない。
結局0。
婚活はちゃんと厳しかった。
マッチング0でも、3人とは二人で会えた
正式なマッチングだけを見れば、
40回以上参加して0。
でも、
何もなかったわけではない。
婚活パーティーで出会って、その後二人で会った女性は3人いた。
一人とは4回くらいデートした。
僕から、
「付き合いたい」
と思うところまでいった。
最後は僕が距離の詰め方を間違えて終わった。
これは今思い返しても、
やらかしたなあと思う。
もう一人とは2回会った。
見た目もタイプだった。
話していても楽しかった。
でも長く話してみたら、結婚したあとの生活について大きな価値観の違いがあった。
僕なりに考えた。
「僕には無理だな」
そのまま自然に連絡を取らなくなった。
もう一人は、恋愛というより婚活仲間みたいになった。
だから僕の場合、
マッチング0だったけど、出会いまで0だったわけではなかった。
数分話して終わる人もいれば、その先につながる人もいた。
そこから分かることもあった。
最初はプロフィールしか話せなかった。でも少しずつ変わった
40回以上も行けば、さすがに最初の頃とは話し方も変わった。
仕事の欄を見て、
「このお仕事なんですね」
だけで終わっていたのが、
「昔からやりたかった仕事なんですか?」
と聞くようになった。
趣味や休日の話もする。
そこから少し話せそうなら、
「どんな人がタイプなんですか?」
と恋愛の話をする。
「理想のデートってどんな感じですか?」
と聞くこともあった。
せっかく婚活で会っているんだから、僕は少し恋愛の話もしたかった。
あとは、その場で気づいたことを話す。
僕が結構見ていたのがネイルだった。
かわいいと思ったら、
「そのネイルいいですね」
と普通に言う。
そこから話が広がることも多かった。
一度、ディズニーのネイルをしていた女性がいて、そこからかなり話が盛り上がった。
その女性とは、その後4回くらいデートすることになった。
だからといって、
会話が盛り上がれば脈あり。
そんな単純な話でもなかった。
今年参加した会で、最近僕が好きな韓国アイドルの話や、長野へ旅行した話で盛り上がった女性がいた。
僕の感覚では、かなり話しやすかった。
「いい感じかも」
と思った。
最後に連絡先を交換しようとした。
断られた。
しかも僕は、それまで連絡先交換そのものを断られたことがなかった。
だから普通にへこんだ。
少し粘ってみたけど、
無理だった。
盛り上がった=脈ありではない。
40回以上行っても、ここは全然分からない。
会話が苦手なら、話しやすい会を選ぶのもありだと思う
婚活の会話について調べると、
「聞き役になった方がいい」
とか、
「相手7、自分3くらいで話す」
みたいな話もある。
でも、最初からそこまで考えなくてもいいんじゃないかと思っている。
僕自身、最初はプロフィールに書いてあることしか話せなかった。
そこから何回も人と話して、少しずつ慣れた。
だから最初は、
自分が好きなことを楽しそうに話せれば、それでもいいと思う。
好きなことを話している人は、男女関係なく楽しそうに見える。
話すこと自体が苦手なら、自分が好きなテーマの会を選ぶ方法もある。
旅行好き。
アニメ好き。
アウトドア好き。
最初から共通の話題があれば、それだけでも話しやすい。
僕みたいに、お酒が入った方がテンションが上がる人なら、飲み会形式も合うかもしれない。
今の僕が会を選ぶとき、まず見るのは形式だった。
僕ならイベント式。
それから、最低何人くらい集まる会なのかも気にする。
年齢設定も大事だった。
39歳の頃、20代・30代が参加する会へ行ったことがある。
参加条件には入っていた。
だから行った。
でも実際に行ってみると、若くて見た目もいい男性が結構いた。
気になる女性とはかなり楽しく話せた。
ちょっと手応えも感じていた。
結果は何もなかった。
僕は思った。
「ライバル強すぎた。会選び失敗したな」
参加できる会と、自分に合う会。
同じではないらしい。
一番変わったのは、自分から動くようになったことだった
40回以上参加して、一番身についたものは何だろう。
そう考えると、
会話術よりこっちだと思う。
自分から動くこと。
僕は人見知りだ。
普段の生活で、知らない女性に自分から話しかけることなんてほとんどない。
でも婚活パーティーなら、少し話が違う。
相手も、出会いを探しに来ている。
もちろん、だから話しかければ何でもOKという意味ではない。
断られることもある。
実際、僕も断られている。
でも、
「ダメかもしれないけど、話しかけなきゃもったいない」
とは思えるようになった。
相手も同じように婚活をしに来ている。
そう考えると、僕みたいな人見知りでも少し勇気が出た。
そしてこれは、男性だけの話でもなかった。
あるイベントに、かなり人気の男性がいた。
見た目もよくて、話しやすい。
その男性と話した女性たちが、別のグループに移ったあとも、
「あの人さ〜」
と話題にしていた。
フリータイムになった。
すると、一人の女性が自分からその男性の隣へ行った。
僕はそれを見て思った。
「女性も行くときは行くんだ」
当たり前といえば当たり前なんだけど、実際に見ると結構印象に残った。
婚活パーティーに何度も行って思う。
男でも女でも、
会いたい人がいるなら、自分から動いた方がいい。
待っているだけだと、そのまま終わることも多い。
2年ぶりに行ったら、青春を取り戻した
僕は途中で、婚活を2年くらい休んだ。
そして今年。
久しぶりに婚活を再開した。
最初に選んだのは、35歳から45歳くらいが参加する飲み会形式のイベントだった。
お酒を飲みながら話す。
連絡先交換も自由。
久しぶりだったけど、話し始めると普通に楽しかった。
いろんな人と話していて思った。
「やっぱり、人と話すの楽しいな」
その日は、
「この人と絶対また会いたい」
という女性はいなかった。
でも会自体が楽しかった。
最後のグループで話していた女性たちに、
「このあと飲みに行きませんか?」
と声をかけた。
そこから男女合わせて10人くらいで二次会へ行った。
イベントが終わったのは夕方だった。
二次会で飲んで、気づけば夜。
この頃にはみんな少し仲良くなっていた。
すると、
「3次会いかね?」
となった。
女性3人。
男性4人。
今度はダーツバーへ行った。
そのまま終電近くまで遊んだ。
僕は思った。
「青春を取り戻した(笑)」
若い頃の僕は、男女で集まって終電近くまで遊ぶようなことを、ほとんどしてこなかった。
まさか40代になって婚活パーティーへ行って、
青春を回収するとは思わなかった。
ただ、婚活に慣れて何も傷つかなくなったわけではない。
その後のBBQでは、見た目がめちゃくちゃタイプの女性に出会った。
連絡先も交換した。
二人で会う約束までした。
でも直前でキャンセルになり、そのまま連絡はなくなった。
普通にへこんだ。
少し婚活を休んだ。
そしてまた行った。
理由は単純だった。
相手が欲しいから。
40回以上参加した今の、婚活パーティーとの付き合い方
40回以上参加して、
正式なマッチングは0。
今も相手は見つかっていない。
だから、
「婚活パーティーに行けば出会えます」
なんてことは、僕には言えない。
それでも今、婚活パーティーを探すときの僕は、
「なんか楽しそうな会ないかな」
くらいの感じだったりする。
「あ、この会楽しそう」
「楽しい会だといいな」
まずはそこ。
もちろん婚活をしているんだから、
いいご縁もあれば最高。
相手は欲しい。
だから今も行っている。
でも40回以上参加して、マッチング0も経験して、2年休んで、また戻ってきて。
今は、結果だけを求めて参加するより、
自分も楽しめそうな会を選ぶようになった。
そこでいろんな人と話して、
気になる人がいたら、自分から動く。
うまくいったら嬉しい。
ダメだったら、普通にへこむ(笑)。
それでも楽しい会だったなら、
まあ、行ってよかったと思える。
今の僕には、それくらいがちょうどいい。
そして、
そこでいい人に出会えたら最高だ。
まだ出会えてないけど。
僕の婚活は、まだ途中だ。
※PARTY☆PARTYは現在「IBJ Matching」という名前になっています。
気になる人は、どんな会があるか覗いてみてください。


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